収入合算について

「収入合算で借入額を増やす」

住宅ローンを組む際、月々の返済額は月収に左右されます。
例えば公庫融資や年金融資の場合、月収が月々の返済額の5倍以上でなければ住宅ローンは組めません。
収入が少なければ、借入額を減額するか返済期間を長くしなければならなくなりますが、借入額を減らせない場合、収入合算の方法をとるとよいでしょう。
収入合算は、若くて収入が少ない、高齢で返済期間が短かいという親子が、同居をするための住宅ローンを組むときに、有効な方法です。
安定的な二人の収入を合わせて借入れをするため、借入額を増やすことができるのです。


「収入合算とは?」

収入合算とは、二人の収入を合わせることによって、借入可能額を増やす方法です。
申込者が70歳未満であれば、この収入合算という方法をとることができます。
収入合算ができる対象は、同居予定者である親子、配偶者、婚約者や内縁関係の人です。
そのうち安定的収入のある一人分のみを申し込み本人の収入と合わせることができます。
合算の規定は、金融機関によって異なりますが、民間金融機関の住宅ローンでは、合算相手の収入の1/2を合算できるところが一般的です。
また、住宅金融公庫では、申し込み本人の収入が全体の1/2以上であることや合算した人は連帯債務者になる必要があることとなっています。
収入合算した二人が住宅を共有名義にした場合、所得税を負担している間は二人とも住宅ローン控除を受けることができるというメリットもあります。

「収入合算で気をつけることは?」

収入合算では、借入額を増やすことができますが、ここで気をつけたいことがあります。
借入額が多ければ、返済額も多いわけです。
もしも、合算者の一人が退職したり病気で働けなくなったりして収入がなくなった場合、連帯債務者であるもう一人が返済していかなくてはならなくなります。
借入れ前には、長期的なことも考えて、そういった場合にも返済が可能かどうかも検討する必要があります。
また、共有名義にする場合、出資割合と持分比率に大きな違いがある場合には、贈与とみなされ、たくさんの贈与税がかかることがありますので、土地や建物の持分割合は、出資割合に応じて決定し、登記しておく必要があるでしょう。